結論:営業許可は「工事の前に事前相談 → 開業の2〜3週間前までに申請 → 施設検査 → 許可証交付」の順で進みます。いちばん大事なのは、工事に入る前に保健所へ相談することです。
飲食店やパン屋を開くには、保健所の営業許可が必要です。ここでは札幌市の公式ページをもとに、流れを整理します。
(出典:札幌市「営業許可施設の新規開業」、ページ更新日 2026-04-17、確認日 2026-10-23)
申請の流れ
1. 事前相談(施設の工事前)
- 工事に入る前に、窓口へ電話で連絡します。
- 施設の平面図を持って相談します。
- 設備だけでなく、調理や製造の工程も確認されます。
- 製造業(パンの製造販売など)の場合は、できるだけ製造フローシート(作る工程を順に書いた図)も用意します。
2. 申請書類の提出(開業の2〜3週間前)
- 窓口への提出か、インターネットから申請します。
- 審査には、飲食店で14日、製造業で21日ほどかかるとされています。
3. 手数料の支払い
- 窓口で現金で支払います。インターネットでは払えません。
4. 施設検査の日時を決める
- 申請後に、検査の日時を打ち合わせます。
5. 施設の確認検査
- 保健所の職員が、施設を確認します。
- 基準に合わないと許可されません。直したうえで、再検査を受けます。
- 当日は、職員の質問に答えられる人が立ち会います(申請者や食品衛生責任者本人でなくてもよいとされています)。
6. 許可証の交付
- 基準に合うことが確認できると、許可証が交付されます。交付までに数日かかります。
必要書類(公式ページの記載)
- 営業許可申請書
- 施設の平面図(設備や器具の名称と寸法がわかるもの)
- フロア全体図(ビルの中に出店する場合)
- 製造フローシート(製造業の場合)
- 水質検査成績書のコピー(水道水以外を使う場合。1年以内のもの)
- 食品衛生責任者の資格を証明するもの(コピー可)
食品衛生責任者については、[食品衛生責任者とは?取り方と費用](/food-hygiene-manager-sapporo/)にまとめています。
手数料の目安
- 飲食店営業:新規17,500円(更新12,200円)
- 菓子製造業:新規15,500円(更新10,800円)
(出典:札幌市「業種の説明と申請手数料」、ページ更新日 2026-06-01、確認日 2026-10-23)
パンを焼いて売る店は、業態によって必要な許可の種類が変わることがあります。どの許可が必要かは、事前相談で確認しましょう。
窓口
- 飲食店営業や対面販売の菓子製造業は、原則として店のある区の保健センターが窓口です。
- そのほかの製造業は、原則として札幌市保健所です。
- 迷ったら、札幌市保健所 食の安全推進課(011-622-5170)に電話で聞くのが確実です。
- 受付は平日8時45分〜17時15分です。1件の手続きに1時間ほどかかるため、時間に余裕を持って行きましょう。
知っておきたい注意点
- 工事中でも、書類審査で問題がなければ申請できます。ただし、現地の検査は、少なくとも厨房設備ができあがってから行われます。
- 営業許可証と食品衛生責任者の名前は、お客様から見える場所に掲示します。
- 施設には、衛生管理計画を備え付けます。
- 許可の有効期間は、公式ページでは5〜8年で、施設の材質の耐久性などで決まると案内されています。
開業前のチェックリスト
- [ ] 工事の前に、保健センターへ電話して事前相談の予約を取った
- [ ] 平面図(設備と寸法入り)を用意した
- [ ] 製造業の場合、製造フローシートを用意した
- [ ] 食品衛生責任者の資格を確認した(なければ講習会を申し込んだ)
- [ ] 開業予定日の2〜3週間前までに申請できる日程にした
- [ ] 手数料(現金)を準備した
- [ ] 検査の日に立ち会う人を決めた
- [ ] 許可証と責任者名の掲示場所を決めた
まとめ
- 流れは「事前相談 → 申請 → 検査 → 許可証」です。
- 事前相談は、必ず工事の前に行います。
- 飲食店営業の新規手数料は17,500円です。
- 審査に2〜3週間かかるため、開業日から逆算して早めに動きましょう。
- 制度や金額は変わることがあります。最新の情報は札幌市の公式ページや窓口でご確認ください。
開業全体の流れは、[開業チェックリスト](/restaurant-opening-checklist/)にまとめています。

