製パンの基本

パン職人のあなたへ

製パンの3大原則+1

安定した商品づくりのために

計量・・・全ての材料を正確に計量するが、特に小麦粉に対し割合(%)が低いものほど生地に与える影響が大きいので1g又は0.1g単位で正確に計量する。

温度・・・水温や捏ね上げ温度はもちろんですが、室温、湿度などを安定化することで商品も安定することが出来る。

時間・・・ミキシング、フロア(第1次発酵)、ベンチ(第2次発酵)、ホイロ(最終発酵)、焼成など時間で管理する工程が多く、作業工程を計画する上でも時間管理は重要になる

設備・・・ミキサー、モルダー、ホイロ、オーブンといった機材。現代のパン屋にとってなくてはならない

製パンの工程

★ 加工硬化と構造緩和

加工硬化・・・外部から力を加えることで生地が固くなる(絞まる)作用

構造緩和・・・時間が経つにつれ、締まった生地が柔らかくなる(緩む)作用

配合の見方《ベーカーズ%》

★100%超えてますよね?

パン屋さんで使われる配合は合計が100%にはなりません!!

ベーカーズ%と呼ばれる独特の計算方法で算出されます。小麦粉を100%として他の副材料の割合を外割で表したものになります。

パンの発酵

★パンの発酵の仕組み

  1. イーストが生地中に含まれる糖分をブドウ糖と果糖に分解する
  2. イーストが糖分を吸収する。(どちらの糖を摂取するかはイーストの特性により変わる)
  3. グルテン膜に覆われたイーストが炭酸ガスを出すことにより、風船のように膨らむ
  4. 3と同様にアルコールを出すことにより、パンに風味や香りが添加される

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